「WAZA2021」のテーマ "おうち時間" に合わせ、 各分野のプロフェッショナルがディレクションした特別コーナーが会場に登場します。
ご紹介する第三弾はラテアート世界チャンピオンの山口淳一さん。
今年のWAZAのテーマである「おうち時間」に合わせ、伝統的工芸品の器にラテアートを描いていただきました。
山口淳一 Jumichi YAMAGUCHI
エスプレッソにスチームミルクを流してデザインを施す「フリーボア」の技術を独学で学び、2014年コーヒーフェスト ラテアート世界選手権で優勝。世界チャンピオンに輝く。その後「% Arabica Kyoto(アラビカキョウト)」のヘッドバリスタを務めたのち、2019年「here(ヒア)」を京都にオープン。世界中にファンがいるラテアートのカリスマ的存在。
Instagram:@junichi_yamaguchi
|大切な人とのおうち時間
世界チャンピオンに輝いてからは、多い日には1000杯ものラテアートをつくっていたという山口さんは、器もコーヒーも、日々の暮らしをより豊かなものにするためのツールのひとつだといいます。
器の中に描くハートやリーフのデザインは、お客様の雰囲気からインスピレーションを得て決めているそう。そのインスピレーションから瞬時にアートを描く山口さんですが、家庭用のエスプレッソマシーンからスタートし、練習を積み重ねて今につながっています。
使う人を想い、ひたむきに技術を継承し磨き続けて今につなげてきた伝統的工芸品の器と、飲む人を想う山口さんのラテアート。お互いを引き立てるコラボレーションをご紹介いたします。
|伝統的工芸品の器 × ラテアート
くっきりとした色合いの器には、クリアではっきりとしたデザインを。
「見た瞬間、この器はハートが合うとピンときた」という山口さんもお気に入りの鮮やかなブルー。
大堀相馬焼は江戸時代初期(1690年)に作り始められたと言われています。当時その地方を治めていた相馬藩が、焼き物作りを保護、育成したため、江戸時代末期には100余りの窯元が並ぶ、東北地方で一番大きな産地になりました。
https://kougeihin.jp/craft/0401/
広がりのある器は比較的ラテアート向き。
薩摩焼は、文禄・慶長の役の頃、当時の藩主島津氏が朝鮮から連れ帰った李朝の陶工たちによってはじめられました。
以来400年以上に及ぶ長い歴史の中で、薩摩焼は鹿児島の豊かな風土に育まれるとともに、陶工たちの弛まぬ努力によって独自の発展をとげ、堅野系、龍門司系、苗代川系という異なる作風の系統を生みだし今に伝えています。
https://kougeihin.jp/craft/0430/
左右非対称なデザインが美しいスワンに映える特徴的なデザインのカップ&ソーサ―。
備前焼の歴史は古く、平安時代にすでに作られていました。日本六古窯の一つに数えられ、千年の歴史を持つ陶器(厳密には「せっ器(「せっ」は火へんに石)」)として全国的に有名です。素朴で重厚な作風、土味の持つあたたかさ、使い勝手のよさに特徴があります。
https://kougeihin.jp/craft/0418/
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