「WAZA2022」も特別企画がやってきました。
今年のテーマ「福、来たる。」にちなみ、 " 縁起物 " について荒俣宏さん(作家・博物学・図像学研究家)にお話を伺いました。会場配布のリーフレットにて掲載しております。
イベント会場には特設コーナーも登場し、荒俣宏さんの語る工芸品の実物を間近で手に取ってご覧いただけます。
伝統的工芸品と " 縁起物 " は切っても切れない関係。全国の産地からこれぞ!というインパクトのある作品が集まっているので、 " 縁起物 " パワーに圧倒されてしまうかも。
荒俣さんいわく
「各地に根付く工芸品の造形は日本人の願いを宿している」
図像学研究家でもあり、祖父は職人という荒俣宏さん。「伝統的工芸品には、文様や色に願いがこめられた様々な縁起物がある」といいます。「例えば植物文様。 その昔、植物はまさに薬であり、 様々な植物文様も健康や魔除け などを願う、縁起物でした。昔の人は、もらえば相手が自分を労るメッセージを感じたはずです」。
幸せ、長寿、立身出世など様々な願いが込められた縁起物。
日本人の願いの形とは?
本記事でご紹介したのは、ほんの一部。
ぜひ会場で、リーフレットで、荒俣さんの語る縁起物の世界をお楽しみください。
そして、イチ推しの " 縁起物 " と出会っていただければ幸いです。